フィーノ・カーサ

Fino Casa

武蔵村山市を中心に建ててきた住宅のシリーズです。白い外壁の箱に、木・石・濃色のうちひとつの素材を縦に通す。窓は大きく開けるのではなく、光を切り取るように配置する。この規則を敷地ごとに組み替えた24棟を、ここにまとめました。

白い量塊に、素材をひと筋。

フィーノ・カーサの立面概念図 片流れ屋根の白い量塊に素材の帯を縦に通し、スリット窓と張り出した箱型バルコニーを組み合わせた立面の概念図。番号は下の凡例に対応します。 ▽GL ▽1FL ▽2FL 1 2 3 4 X1 X2 X3 立面概念図 縮尺なし FINO CASA
  1. 1白い量塊
  2. 2素材の帯
  3. 3切り取る窓
  4. 4浮かぶ箱
帯の素材

木の帯をもつ作品は12棟です。 一覧で見る

作品数
24棟
所在地
武蔵村山市 18棟
瑞穂町 3棟
東大和市 2棟
杉並区 1棟
構造
木造(構造用集成材)
全棟 耐震等級3相当で設計
意匠
意匠登録済み
イタリア語で fino は「上質な」、casa は「家」

設計概念

間口が狭く、隣家が近い郊外の分譲地。その条件の中で、街並みに埋もれず、住む人には静かな家をつくる。フィーノ・カーサは、次の四つの規則の組み合わせでできています。

白い量塊

外壁は白を基調に、凹凸の少ないひとつの塊として扱います。片流れ屋根や急勾配の切妻で輪郭をはっきりさせ、高くなった側の壁面は採光に使います。白い面は周りの家並みや植栽の色を受け止め、時間帯によって表情を変えます。

白いボリュームが重なる学園の外観
学園白いボリュームを重ねた外観

素材の帯

木目・石・濃色のうちひとつだけを選び、外壁に縦の帯として通します。間口が狭くても立面に縦のリズムが生まれます。多くの作品で帯の足元に玄関を置き、入口の位置が自然に伝わるようにしています。素材を増やさないことが、全体を落ち着かせます。

木の外壁を帯状にまわした杉並の外観
杉並木の外壁を帯状にまわした立面

切り取る窓

壁を大きく開けるかわりに、縦や横のスリット、田の字に並べた小窓、高窓で光を切り取ります。外からの視線を抑えながら、室内には時間とともに動く光が入ります。

大南の寝室。濃色の壁に横長の窓が三段に並ぶ
大南寝室の壁に三段に並べた横長の窓

浮かぶ箱

バルコニーや庇を、壁から張り出した箱として扱います。白い量塊に水平の線が加わり、玄関には雨をしのぐ深い影ができます。テラスや中庭は縦格子と袖壁で囲い、通りに対しては閉じ、内側に開きます。

殿ケ谷の玄関。張り出した箱型の庇の下に扉がある
殿ケ谷箱型の庇の下に設けた玄関

内部の規則

内部も白い面を基本にし、手が触れる場所と視線が止まる場所にだけ、素材と色を置いています。

  • 大南の玄関。縦長のガラス戸と床から浮かせた下足収納
    玄関縦長のガラス戸から外の光を入れ、下足収納は床から浮かせています。
  • 大南の和室。半透明の引戸を開けるとリビングとつながる
    和室半透明の引戸で仕切り、開け放つとLDKとひと続きになります。
  • 大南の中庭。縦格子と植栽で囲われたタイル敷きのテラス
    中庭縦格子と植栽で囲い、外からの視線を遮るテラスです。
  • 大南のリビング。濃色の枠で縦に切った窓が並ぶ
    リビング濃色の枠で縦に切った窓が、白い壁にリズムをつくります。

作品一覧

24棟を、外壁に通した素材で色分けしています。帯をクリックすると、その素材の作品だけを表示します。写真を選ぶと、各作品の写真ページが開きます。

素材
エリア

24棟をすべて表示しています。

構造と品質

外観と同じように、仕上げで隠れてしまう部分にも基準を決めています。以下は各作品の竣工当時の標準仕様です。

耐震
全棟を耐震等級3相当で設計しています。必要な壁の量は1階の広さだけでなく建物の形と大きさから算定し、床下地には吹抜けがあっても変形しにくい厚さ24mmの剛床を使っています。基礎は建物の形と大きさに合わせて配置し、立上りを400mmとしています。
基礎立上りの比較。建築基準法の告示が定める最低限は地上部分300mm、フィーノ・カーサは400mm。床下地は厚さ24mmの剛床。 基準法の最低限 フィーノ・カーサ GL GL 300 400 剛床 厚さ24 単位:mm 縮尺なし
構造材
構造材には構造用集成材(JAS認定品・F☆☆☆☆)を使っています。節などの欠点が分散されるため強度のばらつきが少なく、断面の大きな部材は火災時に表面にできる炭化層が内部を守ります。
室内の空気
床・壁・天井などの内装仕上げ材は、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないF☆☆☆☆。規制の対象外となる柱・幅木・回り縁などもF☆☆☆以上とし、クロスの接着剤にはホルムアルデヒドを含まないものを使っています。
断熱と気密
当時の次世代省エネ基準を上回るトップランナー基準を標準としました。オプションで現場発泡の断熱材による気密施工にも対応し、測定例では隙間相当面積(C値)0.8㎠/㎡を記録しています。
採らなかった工法
外断熱工法は採用していません。外壁の重さを長いビスだけで支える施工上のリスク、地震時の挙動がまだ十分に検証されていないこと、万一の雨漏れに気づきにくいこと。将来の耐久性と耐震性を考えた、設計者としての判断です。

着工から引渡しまでの検査

自社の検査に加え、第三者機関(住宅保証機構、株式会社住宅あんしん保証)の検査員が施工を確認する二重の体制です。

  1. 地盤調査着工前に地盤の強さを調べ、軟弱な場合は地盤改良を行ってから着工します。
  2. 配筋検査基礎のコンクリートを打つ前に、鉄筋の太さと配置が図面どおりかを確認します。
  3. 構造体検査柱・耐力壁・筋かいの位置と取り付け、木材の含水率などを確認します。
  4. 外装下地検査外壁を張る前に、防水シートの重ね代や防水テープ、シーリングの処理を確認します。
  5. 完了検査外壁の貫通部やバルコニーなど、雨水の浸入を防ぐ部分を最終確認します。
  6. 10年保証引渡しから10年間、雨漏りなど住み始めてからの不具合を保証します。

設計の体制

10年住んだあとに、
「この間取りでよかったね」と
思っていただけるように。

フィーノ・カーサの間取りは、定番のプランに当てはめるのではなく、営業・設計・施工管理の専門スタッフ3名以上が担当し、時間をかけて詰めていきます。役割の異なる専門スタッフが関わることで、プランの検討不足や施工時の行き違いを防いでいます。

  • 営業暮らし方とご予算を伺い、条件を整理します。
  • 設計間取りと立面をまとめ、設計図書を作成します。
  • 施工管理図面どおりに建っているかを現場で確かめます。

見学・ご相談

フィーノ・カーサについてのご質問、物件探しや住まいのご相談は、吉泰不動産(不動産専門館)で承ります。

0120-634-231フリーダイヤル 受付 9:00〜18:00(水曜・木曜定休)

  • 掲載の写真は過去に撮影したもので、現在の状況とは異なる場合があります。
  • 構造・性能に関する記載は、各作品の竣工当時の標準仕様です。
  • 「耐震等級3相当」は当社の設計基準によるもので、住宅性能評価書による等級の取得を示すものではありません。
  • 気密性能(C値)はオプション工事での測定例であり、すべての建物の性能を保証するものではありません。
  • 素材による分類は、外観の主な仕上げをもとに当社が分けたものです。
  • フィーノ・カーサは意匠登録しております。

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